私たちは、人間は生まれて死ぬのだということを、なんとなく知っています。分かったつもりでいます。
私たちのからだは、この世に生まれて、やがて死にます。からだは、なくなってしまいます。
しかし、人間はほんとうに生まれて死ぬのでしょうか。

宇宙はまわっています。まわり続けています。それが宇宙の法則です。
宇宙は始まりも終わりもない、まわる運動を続けています。
その宇宙に生きる私たち人間は、ほんとうに生まれて死ぬ、ほんとうに始まって終わるのでしょうか。始まって終わる、スタートとゴールだけの一本道を歩いていくだけなのでしょうか。
宇宙のすべてのものは、まわりながら存在しています。
私たち人間は、この世での人生に限りがあると知っていながら、それでも生きていく、それでも努力しつづけられるのは、私たちは、ほんとうはいのちが有限ではなく無限ではないか、不滅ではないかと知っているのではないでしょうか。

宇宙に生きている人間もまわっているのです。始まることも終わることもない、まわる運動の中にいるのです。
確かに、私たちのからだは、よく知っているように、生まれて死にます。なくなってしまいます。終わりです。しかし、私たちのこころ、魂は生き続けます。まわり続けるのです。
魂とは、私たちそのものです。私たち自身です。自分自身のことです。
その見えない私自身は、生き続けます。生き続けてまわっています。ぐるぐるとまわり続けているのです。
だから、この世の人生に限りがあるとわかっていて、それでも生きていける、それでも努力しつづけられるのではないでしょうか。

HMU 達弥西心