その人に急きょお願いすることにしたら、快諾されて挨拶してくれました。それで、来賓の挨拶は一人で終わってしまったので祝電の披露ということですが、山ほどくる予定が一通しか来ない、案内を千通出して一通です。この人は丁重に、漆塗りの何か表紙のついた電報をくれたのです。新しい門出をお祝いいたしますと書いてありました。退陣するわけですから、みんな祝電にすべきか、弔電にすべきか困ったんじゃないかと思います。