（１０）達弥西心のわかりやすい話「別れ」

逆に嫌なことにも出合った。これも一つの奇跡です。奇跡というのは、良いことばかりではなくて嫌なこともある。でも嫌なことは、これは何か気付けと自分に言っているのだと、何か気付かせてくれた、ありがたいな、奇跡だなと。

そして２番目、起き出して体験すること一瞬一瞬のその場面が、奇跡と感じるかどうかです。一瞬一瞬の奇跡の認識です。

たとえば、カーテンを開けたら外は良い天気、ああ良い天気だ。この良い天気に出合えたのは、目が覚めたからなのです。もし目が覚めなかったら、この良い天気に出合うことはできなかった。良い天気だなと思うこともできなかった。それは今日自分がこうやって生まれたから出合えた奇跡なんだと。花を見た、きれいだなと思った。これも奇跡。

今日１日分の、この一生をどうやっていこうか、一歩でも半歩でも１ミリでも上がっていくという決意をすること、これが朝生まれた自覚を持つということです。朝生まれたのです。今日も生きていて良いぞ！という感じです。そういうことが大事なのです。

２、仕掛けるには三つの瞬間がある

仕掛けるには三つの方法、三つの瞬間、場面があります。

１番目は、朝生まれた自覚。朝生まれた自覚というのは、ほとんどしないと思います。しかし、目が覚めて、なんか今日もきついなあ、というのは駄目です。朝起きて、あっ今日いま生まれたんだと。昨日まで死んでいた、今生まれたと。今日夜がきて眠るまでは生きていて良いんだと思うことです。

１、たくさんの種を植える

植えるというのは、仕掛けるということと一緒です。次々に思い立って、動き出すことです。朝起きて、ふっと、よし今日は変わるぞ！というのを思ったら変わるということ。それから人に出会った時に今までとちょっと違う対応をしようとすることも、そうです。いろんなところに自分の仕掛けを作っていく、種を植えていくということです。たくさんの種を植えること、次々に植えることです。